販売の心得

ここ何年も考え込んでしまうことがある。
販売に対する心得みたいな・・・非常に頭を悩ませる。
こんな時?あなたならどうお答えしますか?

お客様との会話の中で(先に述べておきます。担当売り場は高額品の扱いにて年代層が比較的イヤかなりお年を召してる方がほとんどです)

販売につながる会話の最終段階でダメ押しの一言で私は・・・・・の状態になります。
「もう先が短いから今買っても残された身内には分かるかしら?〜私自身何年楽しめるかしら・・?」
「確かに」とも言えないし・・「まだまだ、これからです」とも嘘くさいし・・
「そうですか〜」とも言えないし・・「会期は何日までです。お考えくださいませ」とその場をしのぐ・・こんな時なんて答えてあげるのがベストなのでしょう?

それから、お客様のご質問にお答えし作品の説明をこれでもかと思うくらいし更に作家のルーツなんぞも紐説きながら・・更に更にお客様の執拗以上のご質問に脳内を絞り切りお答えし・・
(所要時間軽く1時間近くかかるのはザラ!)「あなたならどれにする?迷うわ・・」でも「お金がないわ」で終わらせる・・
「でしょうね」とも言えないし、心のなかで「買いたい素振り見せないで」と思う。でも、いけない感情です。

美術品は買い控えの昨今、毎日こんなんです。